スノーサイクルワールドのアタッチメントの歴史 5

SnowScootアタッチメント用として2006年に販売した、
”CVK-5R”を紹介します。
CVK-5R


シーズンを通してアイスバーンの多い時期が過ぎ、
比較的、柔らかなバーンコンディションのシーズンが始まりました。
時を同じくしてCVK-4Rまでのアタッチメントでは、
エッヂ特性(フレックス)が強すぎて、滑るのに大きくロスが生じ、
初めて面特性(トーション)の重要性に気がつきました。
おまけに、この年には極端に剛性の高い(強い)フレームのモデルが
登場したりした事も大きな影響となりましたが・・

もっとトーション特性を高めて、
ボードの面を使う滑りに切り替えて行かなくてはなりませんでした。

そこで、1列目と4列目に非貫通ラバーを使用して対処、
前端と後端の動きを大きくする事でボードの”ねじれ”がずいぶん増えました。
”ねじれ”特性が向上したので、コントロール巾も広くなり、
やわらかい雪にも対応するようになってきました。
この頃に使用しているラバーは小径でキャパも少ないものでした。
(2015よりメーカーが採用している径と同等)
現在BAKに採用しているものはこれより大径で、キャパも大きいものとなっています。

2列目と3列目を色々な意味でピポット(支点)として使う考え方は、
最新のフル非貫通モデル(ブロックアタッチメントレス)の
BAKmildやBAKproにも生かされる事となっていくのです・・

次回からは、
ねじれ特性(トーション特性)をさらにさらに増した、
”BAKmarkⅠ”(2/3列目ブロックアタッチメント)と
フル非貫通ラバーモデル”BAKマイルド”へと移って行きます。
















スノーサイクルワールドのアタッチメントの歴史 4

SnowScootアタッチメント用として2005年に販売した、
”CVK-4R”を紹介します。

CVK-4R


ボードの”ねじれ”が増えました。
”ねじれ”特性が向上したので、
だいぶ、やわらかい雪にも対応するようになってきました。

次回は、
”ねじれ”特性(トーション特性)をさらに増した、
CVK-5Rをご案内します・・・
















スノーサイクルワールドのアタッチメントの歴史 3-4

SnowScootアタッチメント用として2004年に販売した、
”CVK-3R”を紹介します。

CVK-3R product version


低温でも硬くならない、
シリコンブロックラバーを初めて採用しました。
特にボードの”しなり”特性が強力に発揮され、
エッヂが鋭く効いて、
アイスバーンに効果がありました。
しかし、
春の時期の、やわらかな雪には不向きでした。

次回は、
”ねじれ”特性(トーション特性)を少し増した、
CVK-4Rをご案内します・・・




















スノーサイクルワールドのアタッチメントの歴史 3-3

今回は、
2004年に、
SnowScootアタッチメント用として、
販売した2バージョンの内の、
”CVK-3”を紹介します。

CVK-3 Product version


金具は、
量産が可能な、
アルミダイカストで製作しました。

1列目から4列目までの全てに金具を使用しました。

2列目と3列目はピボットとして働き、
ボードは,
綺麗にしなりました。

非貫通ラバーにより、
1列目と4列目は、
前と、後と、上と、下に動き、
回転もします。
金具により、左と右には動きません。

ボードに、
適度な”しなり”と、
適度な”ねじれ”を与える事が出来ました。

次回は、
”しなり”特性(エッヂ特性)が強い、
CVK-3Rをご案内します・・・





















スノーサイクルワールドのアタッチメントの歴史 3-2

今回は、
2003年に、
SnowScootアタッチメント用ラバーの動きを、
制御・規制するために、
製作した金具を紹介します。

CVK-3R prototype2


”CVK-2 Proto”を、
さらに進化させたモデルです。
2004年に発売する”CVK-3R”の原形となった、
プロトモデルです。

上側の金具と、
下側の金具を、
1本のボルトで連結しました。
上側の金具の穴の形によって、
動き方を制御しています。
中にはラバーを、配置しました。

ボードがフレックスする時に、
回転したり前後にスライドして動きます。
また、
衝撃を吸収する時は上下に動きます。
それらの全ての動きに対応させました。

1ラインから4ラインの金具に、
別々の必要な動きをさせました。















スノーサイクルワールドのアタッチメントの歴史 3-1

今回は、
2002年に、
SnowScootアタッチメント用ラバーの動きを、
制御・規制するために、
製作した金具を紹介します。

CVK-3R prototype


”CVK-2”を、
さらに進化させたモデルです。
2004年に発売する”CVK-3R”の原形となった、
プロトモデルです。

上側の金具と、
下側の金具を、
左右のボルトで連結しました。
プレートの穴の形状によって、
動き方を制御しています。

















スノーサイクルワールドのアタッチメントの歴史 2

今回は、
2001年に、
スノースクートに使用するアタッチメントとして、
初めて採用した非貫通ラバーのモデルを紹介します。

type2 curvingkit


このタイプCVK-2は、
雪面からの衝撃を吸収するために非貫通ラバーを採用しました。
又、
同時に、
支点効果をアタッチメントに与えるため、
上下から金属製の金具を採用しました。
ラバーが縮むと、
上と下の金具が接触して、
支点となり、しなりが発生しました。

横方向への動きは、金具が制限しています。





















スノーサイクルワールドのアタッチメントの歴史 1 

今回は、2000年に、
当社がSNOW-SCOOT用アタッチメントとして、
初めて開発したモデルを紹介します。

type1 curvingkit


このタイプCVK-1は、
リアボードのフレックスを増すために、
アタッチメントの支点部にに硬い樹脂材を使用していました。

当時使用されていた軟質材と比べて、
はるかに大きなフレックス効果がありました!
このためにボードは大きくしなるようになりました。

これは、
スノースクートが、
きれいなカービングで、
滑る事が出来るようになった、
第一歩でした・・・



















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